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【陰謀論】Qアノン

Qアノンは、アメリカの極右が提唱している陰謀論およびインターネット・ミームである。
この陰謀論では、アメリカ合衆国連邦政府を裏で牛耳っており、世界規模の児童売春組織を運営している
悪魔崇拝者・小児性愛者の秘密結社が存在し、ドナルド・トランプはその秘密結社と戦っている英雄であるとされているが、主要メディアによれば、どの部分をとっても証拠がない「完全に事実無根」のデマと報じられている。
この陰謀論で仮定されている秘密結社は、一般的にカバールやディープ・ステートと呼ばれている。
この陰謀論の信奉者は、リベラルなハリウッド俳優や民主党の政治家、および政府高官の大多数を
その秘密結社のメンバーであるとして非難しており、トランプが計画している「嵐」と呼ばれる報復の日には、秘密結社のメンバーが大量に逮捕されると信じている。

また彼らは、バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、ジョージ・ソロスによるクーデターを阻止するために、トランプはロシア人との共謀を装ってロバート・モラーに児童売春組織の存在を暴露し、彼に協力を仰いだと主張している。

ピザゲートなどの同様の陰謀論が先行して拡散されていたが、Qアノンの正確な始まりは、
2017年10月に「Q」というハンドルネームの人物によって、匿名画像掲示板の4chanに投稿された一連の書き込みである。
この時点でのQは、恐らくアメリカに住む個人だったが、現在では同じ名前で行動している複数人のグループである可能性が高い。

「Q」というのは、トランプ政権とその反対派に関する米国内の機密情報にアクセスできる「Qクリアランス」の権限を持つ政府高官という意味である。
NBCニュースは、3人の人物がQのオリジナルの投稿を書き込み、複数のメディアプラットフォームに拡散して信奉者を獲得していったと報じている。
Qアノンの前にも、FBIAnon、HLIAnon(High-Level Insider)、CIAAnon、WH Insider Anonといった同様の書き込みが行われていた。
(wikipediaより抜粋)

アドレノクロムと児童売春組織

Qアノンの主張で最もでも強烈なのが、アドレノクロムというスーパードラッグがあり、服用すれば細胞の60%が若返るというもので、ハリウッドのスーパースターやスーパーセレブが服用していると言うもの。
これだけ聞けば大したことが無いと思うが、このアドレノクロムの製造方法が凄まじく、思春期前の子供を性的虐待や拷問にかけ恐怖に貶める事で、脳内の松果体から分泌されるホルモンを抽出するというもので、抽出された子供は殺害される。

正直吐き気がするほどおぞましい方法製造される。
世界各国で行方不明になっている子供の誘拐が、このスーパードラッグの元になっていると言うもの。
アメリカでは、年に74万人の子供が行方不明となっており、スーパードラッグの製造の犠牲になっていると主張する。

このアドレノクロムを服用すると、30歳は若返り、服用をやめれば一気に老ける。
服用の副作用で、目の周りに殴られたようなアザが出来る事が証拠と主張している。

ちなみにアドレノクロムのニュースは、トルコの放送局がテレビで放送してたりする。
本当だったらとんでもない事だが、事実確認は当然不可能な陰謀論。

トランプ大統領信者にQアノン支持者が多い

今回の大統領選前から、Qアノンの事がネットメディアで一部取りざたされ、大手マスコミでは当然陰謀論として処理され、隠れトランプ派の間では、Qアノンが暴露した民主党やディープステートをトランプ大統領が大量逮捕して正義のヒーローとなる事を望んでいる。

ここから見える世界の構図

陰謀論なのでなんとも言えないが、Qアノンの登場は事前に用意されたかの印象を受ける。
イラク戦争の切っ掛けとなった911事件と同様の匂いがする。

Qアノンの主張や、トランプ大統領のヒーローストーリーなんかは、アメリカ国民が好きそうなネタで、悪のセレブや悪魔崇拝者をヒーローのトランプ大統領がやっつけると言うストーリーで今回の悪のターゲットとなったのが中国共産党に操られた民主党、偏向報道が激しいメディア。
そして世界を二分するような戦いが始まるストーリー。

民衆を扇動するネタとしては非常に面白く、世界を変えるには十分な根拠を伴っている。

今、株価爆上げ中のバブル状態なので、その戦いをきっかけにして大暴落が発生しそうな予感がする今日この頃。

bassmania

メンサ会員 IT系企業に20年以上従事。 プログラミング・インフラ系エンジニア