一般的に頭が良いといえば、IQ、東大卒業、クイズ王などいくつか思い当たるが本当に頭が良いのだろうか?
今回は頭の良さについて掘り下げてみようと思う。
IQと頭の良さの相関があることは研究で証明されている。
ただし、IQと一言で言っても、現在のIQテストでは、いろんな検査項目があり、総合的な検査結果でIQの値が表される。
IQテストの中で大きく2種類の知能に分割される。
一つが流動性知能。
ワーキングメモリや処理速度、論理推論などの知能で、IQテストでは、絵画完成、数唱、積木模様などで判定される。
もう一つが結晶性知能。
これは、過去の経験や知識などの蓄積で、IQテストでは知識、単語などの項目で判定される。
頭が良いと感じる人は、流動性知能が高い人ですが、流動性知能が高いだけの人は、頭の回転自体は早いのですが、それが生かせてないので頭が良いとは感じません。
本当に頭が良いと感じる人は、流動性知能が高く、様々な思考方法をマスターしている人が頭が良いと感じます。
思考方法には、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングがあり、流動性知能が高く高速で高度な思考法を使いこなす為、視野が広く、判断にミスが無く、問題解決をスマートにこなします。
一方、結晶性知能だけが高い人は、物知りですが応用力が足りず、想像力が足りない印象で、頑固な印象を受けます。
クイズには強いのですが、知識が活用できない為、頭が良いと感じないのです。
高IQ団体のMENSAに所属していますが、一般人ではお目に掛れないような個性的な人が結構います。
IQ130以上が入会条件で、入会条件さえ満たしていれば入会できる為、色んな人が入ってきます。
知能の活かし方が結構バラバラで、芸術性が高い人。記憶力が高い人。自分の感情が最優先な人など、一般人に近い人が少ない印象です。
一般人と比べると、何かしらの部分が突出している感じがあります。
全体的にバランスが取れている人が少ない印象。
そして、意外と頭が良いと感じる人が少ないのも印象的です。
分類心理学(MBTI)での性格診断の結果も一般人の割合とは大きく異なり、一般人では、感覚タイプが7割ぐらいなのに対して、MENSAでは、2割ぐらいしかいません。
MBTIでレアな性格(1%~3%)の人がゴロゴロいます。
纏めると頭が良いと感じるのは、単純なIQではなく、どちらかと言うと思考法をマスターしている人が頭が良いと感じます。
思考法をマスターして、且つ流動性知能が高い人は、かなり頭が良いと感じます。
思考法自体は、後天的に身につけれる技法である為、頭が良くなりたいのであれば思考法をマスターする事をお勧めします。