NLP理論の優位表象システム

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NLP理論とは

・Neuro-Linguistic-Programming
・神経言語プログラミング
・1980年代に心理学者リチャード・バンドラーと言語学者でありコンピュータ技術者であるジョン・グリンダーの2人によって提唱された最新のコミュニケーション理論で、高いパフォーマンスを上げている優秀な人材がどのように考えて、どのような行動をとっているのかを分析・抽出し、共有する手法。
・現在では人材育成の領域において、ビジネススキルとして定着しつつある。

簡単に言うと、天才の思考をまねする事で、一般人でも天才と同じパフォーマンスを出せるのではないか?という考えに基づいた理論です。

この中で、優位表象システムと言うのがあり、これが面白いので紹介します。

優位表象システム

これは、人はそれぞれ五感を使用する優先順位が違い、視覚が得意な人や、聴覚が得意な人、触覚が得意な人などが居ます。

優位感覚には、

視覚情報の処理を得意とする『視覚優位』
聴覚情報の処理を得意とする『聴覚優位』
身体感覚情報の処理を得意とする『身体感覚優位』

の3種類があります。

優位感覚により、情報の処理方法が違い、

『視覚優位』Visual(視覚)の人は、情報をイメージで捉え、映像で思考します。
映像で思考する為、脳内のイメージを言葉に変換する際に、イメージの情報量と言葉の情報量の違いの差によって早口になる特徴があります。
また、脳内イメージが先行しすぎて、会話が飛ぶという事もあります。
ちなみに最も多いタイプが『視覚優位』タイプです。

『聴覚優位』Auditory(聴覚)の人は、情報を言語として認識し、言語で物事を考えます。
言語で物事を考える為、論理的な話の組み立てができ、理路整然と話すのが特徴です。

『身体感覚優位』Kinethetic(身体感覚)の人は、身体で感じながら話し、感情豊かでゆっくりと話すのが特徴です。視線は下を向くことが多く、感覚を表現するような手振りが多くなります。

優位表象システムの違いにより、コミュニケーションに問題がでる。

優位表象システムが違う人が会話すると、話が噛み合わなくなる事が良くあります。
それぞれの脳内の情報イメージが別々の為、会話によるコミュニケーションに細かな差が出てきて会話しずらくなるでしょう。

逆に言うと、コミュニケーションを上手くやろうと思うと、会話相手の優位表象システムを合わせる事でコミュニケーションがスムーズにいきます。

NLP理論では、この優位表象システムを使用したコミュニケーションの訓練があります。

優位表象システムの見分け方

優位表象システムで相手がどのタイプになるかを見分ける方法があります。
それぞれのタイプにおいて、話し方や仕草に特徴があり、観察すると大体のタイプが分かります。

『視覚優位』型

このタイプの人たちは基本的に早口で、頭にうかんだビジュアルに言葉を合わせるため、言葉の使い方はあまりうまくはありません。
頭のビジュアルに言葉が追いつかないこともあるためか、話が飛ぶこともよくあります。
視線は上向くことが多く、見ている映像を表すかのように手振りも多くなります。また、視覚的なたとえで表現することが多いのも特徴です。

『聴覚優位』型

言葉の選び方が慎重です。音を感じ取る能力が高いからか、発音や発声がしっかりしています。
声に響きがあり、話し方がゆっくりしていて、自分のリズムを持っています。
論理的に話を構築することも特徴です。視線は横を向くことが多く、耳やあごに手をやることが多々あります。
また、聴覚的なたとえで表現することが多いのも特徴です。

『身体感覚優位』型

聴覚優位の人よりも話し方はゆっくりです。太い声で絞り出すように声を出すのも特徴です。
視線は下を向くことが多く、感情表現が豊かで感覚を表すような手振りをよく使います。また、体感覚的なたとえで表現することが多いのも特徴です。

優位表象システムを使ったコミュニケーション方法

見分け方で相手のタイプをある程度観察出来たら、それぞれに合わせた方法でコミュニケーションを取りましょう。

相手が『視覚優位』型

速いテンポで話す 図やグラフを使う 見せて示す きれいな場所で話す

相手が『聴覚優位』型

論理的に説明する データや数字を使う 言葉をていねいに使う 静かな場所で話す

相手が『身体感覚優位』型

感情的な表現を使う 体験してもらう 触れてもらう ゆっくりしたテンポで話す

毎回合わせるのは大変ですが、重要な相手とコミュニケーションを取らないといけないケースは結構あります。

この知識を知っておけばいざという時に優位に働きますので、是非勉強しておきましょう。

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